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核兵器と原発のない未来へ

核兵器と原発のない未来へ

講演会「「核兵器と原発」のない未来へ」

~福島第一原発を視察して~

講師:柳町秀一さん(原発問題住民運動全国連絡センター事務局長。当クラブ理事)

  2015.6.26.於:㈱ニッセイエブロ

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全面マスク・防護服姿で、さる5月、福島第一原発サイト内を視察しました。昨年の第二原発視察に続くものでした。廃炉作業が進む第一原発サイトを自分の目で確認できたことは、“核兵器と原発のない未来”を願うものにとって、何よりも貴重な体験でした。

重要免震棟、多核種除去設備、H2タンク群、4号機原子炉建屋オペフロー、凍土遮壁工事現場、鉄塔倒壊現場などを約6時間にわたってつぶさに見、東電側から説明を受けました。

この視察で、「百聞は一見に如かず」を強烈に感じさせられたのが、高濃度汚染水を貯蔵するタンク群の、異様なまでの巨大さでした。遠方がかすんで見えるような広大な敷地に、ビル群を思わせるタンクの林立。直径十数㌢もあるホースや配管がタンク群の周りに入り乱れている光景には、言葉を飲み込むしかありませんでした。

まるで、東京ドームの中に一人佇んで空間を見上げているだけのような錯覚に陥り、無力感を感じました。

これまで、タンクの汚染水漏れが明らかになるたび、「どうしてそんな基本的なことが防止できないでいるのか?」と、国民の一人として腹立たしい気持ちでいました。しかし、現場に行ってみてわかりました。通常の人の力をはるかに超えたような作業が行われていたのです。ひとたび、原発が破壊されたら、人智を超えた超々大規模の修羅場が待っている……全身が震えるほど実感しました。

今も12万人余の被災者が、福島県内外に避難を強いられている放射能汚染。人間の力ではどうすることもできないその現実の一方で、汚染水処理対策の一環の管理という基本的な物理的作業さえままならない実態――。

「『核兵器と原発』のない未来」へ、ゆるぎない全国民的意識の必要性を、強く強く感じさせられました。(講演要旨)

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